川口さんのような65歳以上のアクティブシニア社員は、現在14人。川口さんは、木曜日以外の週4日、1日7時間半、従業員向けの研修機関「ファンケル大学」で、契約社員として働く。通信販売の窓口スタッフや電話応対の講師を務めている。
「通信販売からスタートしたファンケルでは、電話応対講習は重要な仕事であり、やりがいを感じています」
川口さんは、長く働くうえでは、「会社選び」が大切だと言う。
「途中で病気をして長期間休んだこともありましたが、職場に復帰できましたし、とても感謝しています。長期雇用に理解があり、制度の拡充に積極的な会社を選ぶことが長く働く上では大切ですね。それには、情報収集が欠かせません」
※週刊ポスト2021年4月16・23日号