講座や個人対応をするのは、子供が学校から帰宅する14時前まで。すべてZoomなどのビデオ通話を使って行う。
「勉強も試験も仕事も、すべて在宅でできるのは本当にありがたいです。家から出られないと社会から取り残されたように感じますが、いまはインターネットを使って仕事ができる。アドバイザーとしてはまだまだ新人なので、いまはほぼ無料で請けていて、収入にはつながらないのですが、それでも、充実感はとても大きいですね」
資格を取って人生が大きく変わった──と月岡さんは言う。今後は、自治体や学校、保育所などで講演をしたいと目を輝かせる。夢はどんどん広がるようだ。
【プロフィール】
月岡英子さん(仮名・45才)/夫と2人の子供(8才、6才)の4人家族。作業療法士として医療機関に勤めた後、主婦をしながらフリーのウェブライターとして医療や育児関係の記事を執筆。現在はオンラインで講座などを開く。
■チャイルドコーチングアドバイザーとは
コーチングとは、答えを与えたり、知識を教えるのではなく、本人から答えを導き出すためのコミュニケーション技術。月岡さんの場合、特に子育てに悩む人を対象にしている。
取材・文/桜田容子
※女性セブン2021年4月29日号