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緊急事態宣言でもパチンコ通いする人々「パチンコ店しか開いていない」

「帰省もできない。買い物もできない」

 では、このゴールデンウィーク中にパチンコ店に足を運んでいるパチンコファンは、どのような心境なのだろうか。食品メーカーで働く会社員のAさん(東京都在住/30代男性、独身)に話を聞いた。

「本当はゴールデンウィークに実家にでも帰ろうかと思っていましたが、緊急事態宣言が出たのでやめました。でも、特にどこかに遊びに行くこともできないし、飲み会も開けない。買い物に行こうかと思ったけど、デパートも休みだし、そうなったらもうパチンコくらいしかやることがないんです。私が行くホールは、そんなに客が多いわけでもなく、適度にソーシャルディスタンスも保てるので、感染リスクも低いと思います」(Aさん)

 つまりAさんは、もしも緊急事態宣言が発令されず、帰省や買い物ができる状況であれば、パチンコには行かなかったということだ。

「普段から基本的に休みの日は何らかの予定が入っているので、パチンコには行かないんです。でも、今年のゴールデンウィークは予定を入れられなかったので、パチンコに行くしかなかったんです」(Aさん)

 一方、大のパチンコファンであるにも関わらず、このゴールデンウィークには一切ホールに近寄らないというのは、コンサルティング業のBさん(東京都在住/40代男性、既婚)だ。

「いつも仕事が終わると夕方くらいからよくパチンコを打ちに行ってるんですが、ゴールデンウィーク中は妻や子供からのプレッシャーがきつくて、パチンコには行けない。感染対策をしっかりしていても、パチンコを打たない人にしてみれば、ホールは不安な場所のようで、妻からは『感染したらどうするの!』と厳しく言われます。あと、子供も遊びに行きたいのにステイホームを強いられているわけで、私だけがパチンコを打ちに行くというのは、さすがにできない。本当は打ちたいんですけどね」(Bさん)

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