「『都合が……』や『通信環境が……』とか言われて、オンライン飲み会は実現しませんでした。コロナ禍でのコミュニケーション方法としては最適だと思ったんですが、“映え”ないんですかね……? それとも私が嫌われているのでしょうか」
この件を境に、今まで以上に友人の行動が気になるようになり、SNSをチェックしているという福田さん。真面目に自粛生活をしていることが、プライベートな人間関係で亀裂を生んでいるのではと悩んでいた。そんな不安定な状況の福田さんが、心の拠り所としている場所があるという。それは、オンライン占いだった。
「友達にまで自粛警察みたいになってしまう自分が嫌で仕方ありません。色々と不安になって仕方がない時は、いつもお世話になっている占い師さんに占ってもらっています。最初はお試しのつもりでしたが、今ではプチハマり中です。先月は3万円ほど課金してしまい、反省しています」
未だ予断を許さない状況ではあるが、ワクチン接種の対象者も徐々に広がるなど、新型コロナウイルスと向き合う日々にも変化が出始めている。自粛疲れがあるのかもしれないが、多くの事情を背景に抱えた人たちがいることを忘れてはいけない。