中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

「3密」「5つの小」から「カエル」まで 小池都知事の“フリップ芸”の数々

●時短要請、23区は延長 小池知事「予断許さず」―東京都(2020年8月27日 時事ドットコムニュース)

「防ごう重症化 守ろう高齢者」

「防ごう重症化 守ろう高齢者」

〈防ごう重症化 守ろう高齢者〉

●感染阻止へ「5つの小」 都知事、時短要請は見送り 経済と両立厳しく(2020年11月19日 産経ニュース)

「会食時の感染防止に5つの小」

「会食時の感染防止に5つの小」

〈会食時の感染防止に5つの小(こ) 少人数 小一時間 小声 小皿 小まめ + こころづかい〉

●小池知事「ひきしめよう」呼びかけ(産経ニュース)

〈(ひ)引き続き「テレワーク」「時差出勤」
(き)基本を徹底「マスク」「手洗い」「消毒」
(し)食事を複数人でとる際は「マスクで会食」
(め)面倒でも「こまめな換気」
(よ)夜のお酒は少人数・短時間で
(う)ウイルスの感染予防に一緒に取り組みましょう〉

 さて、ここまで小池氏の主なフリップ芸を見てきましたが、こうした地道な活動の成果もあってか、「3密」は2020年「新語・流行語大賞」の年間大賞を獲得するに至りました。2年連続受賞があるかどうかはわかりませんが、小池氏はこれからもフリップ芸を続けていくのでしょうね。

【プロフィール】
中川淳一郎(なかがわ・じゅんいちろう):1973年生まれ。ネットニュース編集者、ライター。一橋大学卒業後、大手広告会社に入社。企業のPR業務などに携わり2001年に退社。その後は多くのニュースサイトにネットニュース編集者として関わり、2020年8月をもってセミリタイア。著書に『ウェブはバカと暇人のもの』(光文社新書)、『縁の切り方』(小学館新書)など。最新刊は『恥ずかしい人たち』(新潮新書)。

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