挨拶をされてそれに返すことは苦痛どころか、むしろコミュニケーションが発生して素敵なことでしょう。だから、アメリカのホテルのエレベーターで一緒になった欧米人が「ハーイ!」などと挨拶するのも、同様に素敵なカルチャーだと思っています。
もちろん、こんなご時世ですし、都会で知らない人を不審がるのは理解できますが、私はやっぱり「あいさつの魔法」はあると思います。みんなが挨拶できる世の中になるといいですね。ポポポポ~ン!
【プロフィール】
中川淳一郎(なかがわ・じゅんいちろう):1973年生まれ。ネットニュース編集者、ライター。一橋大学卒業後、大手広告会社に入社。企業のPR業務などに携わり2001年に退社。その後は多くのニュースサイトにネットニュース編集者として関わり、2020年8月をもってセミリタイア。著書に『ウェブはバカと暇人のもの』(光文社新書)、『縁の切り方』(小学館新書)など。最新刊は『恥ずかしい人たち』(新潮新書)。