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【ドル円週間見通し】節目1ドル=110円を突破、今週は底堅い値動きか

・6月21日-25日週に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(欧)6月IHSマークイットユーロユーロ圏製造業購買担当者景気指数 23日(水)午後5時発表予定
・予想は、62.6
 参考となる5月実績は63.1。経済活動の正常化によって、新規受注は増加傾向にあるようだ。欧州中央銀行(ECB)による大規模な金融緩和策は製造業を支援している。ユーロ圏の雇用情勢も改善しつつあることから、6月は5月実績に近い数値になるとみられている。

○(米)6月IHSマークイットユーロ製造業購買担当者景気指数 23日(水)午後10時45分発表予定
・予想は、61.8
 参考となる5月実績は62.1。米国製造業活動の正常化を受けて指数は60超で高止まりとなる可能性があり、市場予想は妥当な水準。各種経済活動の拡大によって新規受注は良好であり、7月も61程度を維持する可能性がある。

○(米)5月耐久財受注 24日(木)午後9時30分発表予定
・予想は、前月比+3.0%
 参考となる4月実績は-1.3%。半導体の供給不足が続いている自動車・同部品の受注が主に減少。ただ、企業設備投資の先行指標となる「航空機を除く非国防資本財」(コア資本財)は2カ月連続でプラスとなった。5月については4月に減少した反動で全体の受注額は増える見込みだが、半導体の供給不足はしばらく解消されないことから、市場予想を上回る大幅な受注増となる可能性は低いとみられる。

○(米)5月PCEコア価格指数 25日(金)午後9時30分発表予定
・予想は、前年比+3.5%
 参考となる5月消費者物価コア指数は前年比+3.8%で市場予想を上回った。原材料価格の上昇や各種サービス価格は持ち直していることから、5月のPCEコア価格指数の上昇率は4月実績の前年比+3.1%を上回る可能性が高い。

○その他の主な経済指標の発表予定
・22日(火):(米)5月中古住宅販売件数
・23日(水):(独)6月IHSマークイットユーロ製造業PMI、(欧)6月IHSマークイットユーロユーロ圏サービス業PMI、(英)6月IHSマークイットユーロ製造業PMI、(米)6月IHSマークイットユーロサービス業PMI、(米)5月新築住宅販売件数
・24日(木):(独)IFO6月企業景況感指数、(英)英中央銀行MPC金融政策発表、(米)1-3月期GDP確定値
・25日(金):(NZ)5月貿易収支

【予想レンジ】
・109円00銭-111円50銭

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