「辞めたのは、仕事量と給与が見合わないというのが一番の理由でした。患者さんからセクハラされるのもストレスの1つだったんですが、それに加えて、コロナで看護師が“逆差別”されるようなこともありました。『コロナ患者の対応してるんだったら、こっちに来ないで』というような……。
キャバクラで働くようになった今は、週3~4日勤務で25万~30万円くらいはもらえるし、男性従業員の方もお客さんもみんな優しい。私の場合、病院時代と比べて職場環境が断然良くなりました。もちろん感染対策はばっちりです」(Aさん)
飲食店勤務女性「夜も働いて減収分を取り戻したい」
コロナ禍で昼の仕事とキャバクラの掛け持ちをするようになった人もいる。日中は飲食店に勤務している20代の女性・Bさんは、夜はキャバクラでも働く決心を固めた。時短営業の煽りを受け、手取りが10万円前後に減っていた。
「もともと接客もお酒も大好き。コロナ禍で給料が減ったので、この機会に挑戦してみようと決心しました。最初は期間限定のつもりで、接客スキルの良い所を学んでみようと思っています。お店が減っていることばかりニュースになりますが、探せば案外求人もある。週2~3日で20万円くらいは稼げそうです」(Bさん)
Bさんは、少しでもお金を稼いで、学生時代が住んでいるアパートから引っ越したいという思いが強まった。「コロナが流行ってから隣人がずっと家にいるので、騒音が気になるようになったし、ゴキブリも多く出るようになった気がするので、引っ越したい。頑張りたいと思います」と意気込みを語る。