玉砕覚悟のカミングアウトが高評価
IT企業に勤める30代男性・Bさんは、普段着も仕事着も、基本的に“全身ユニクロ”だ。「何も考えずに着られる」のがユニクロの魅力だと思っているBさんだが、ある時ネットで偶然目にした「婚活にユニクロはNG」という情報に衝撃を受けたという。
「なぜなのか意味がわかりませんでしたが、そんな情報を知ってしまうと、いい気持ちはしませんでした。いまさら服にお金をかけたいとは思えませんでしたが、とりあえずお店の人にセレクトしてもらって、上下一式3万~4万円くらいで揃えました。ユニクロなら6000円くらいで済むのに……」(Bさん)
そうして数人の女性とデートにこぎつけるも、初回で「お断り」が続いた。Bさんは、「どうもいつもの調子が出ないというか。女性に敬遠されているとさえ思えました」と振り返る。惨敗の結果に“ヤケクソ”になったBさんは、いつものユニクロスタイルで挑むことを決意した。
「自分から、おしゃれが苦手であるため、全身ユニクロであることをカミングアウトしました。そうしたら、彼女も自分の服を指さしながら『私もこれとこれユニクロとGUです』と言ってくれ、さらに『むしろ男性はそれくらいでいい』と言ってくれたんです。その彼女とは現在交際中です。余計な情報に流される必要はなかったんですね。価値観が合うかどうかが大切なのだと痛感しました」(Bさん)
初デートでサイゼリヤはありかなしか
また、ネットで度々話題になる「初回デートでサイゼリヤはありかなしか」論争。メーカーで働く30代の男性・Cさんも、「がっかりされたことがある」と言う。しかしある時、ちょっといいなと思っていた後輩女性と外回りをしていた際、ぽっかりできた空き時間を潰すため、近くにあったサイゼリヤに入ることになった。