「昔は、精神状態が不安定な女の子に対して営業をかけていましたが、今はすべきではないと判断し、無償で話を聞くなどのメンタルケアに当たっています。きっとコロナが落ち着けば、ケアした女の子たちがお店に遊びに来てくれると思うので。しかし正直収入的には厳しいので、コロナが長引くようならホストを辞めることも考えていますけどね」(加藤さん)
加藤さんも浅野さん同様、出勤調整がかかっている状態とのこと。そのため、貯金を切り崩した生活が続いているという。休日はSNSの更新をして集客を狙ったり、飲み友マッチングアプリで飲みに来てくれる子を探すことをしつつ、宅建の資格取得の勉強も始めたそうだ。節約のために自炊するようにもなり、健康的になったと自嘲気味に語っていた。
新型コロナウイルスの影響を大きく受けている夜の街。そこで働く人や客たちには、様々な事情があることがうかがえる。一日でも早くコロナ前のような日常に戻れることを願うばかりだ。