「例えば、3000万円の終身保険に30才で加入しようとすると、保険料は30年払いで月6万5000円もします。これを40才で解約しようとすると、10年間の解約返戻金は562万円。それまでの保険料が780万円なので、苦労して払った保険料の7割ほどしか戻ってこない。
保険料を払い終えるまでは元本割れが続き、払い終わった翌年に、解約返戻金はようやく保険料より高くなる。それでもわずか10%程度上回るだけ。同じ30年間なら投資信託などで運用した方がよほど得です」(横川さん)
大切なお金を30年間も自由にできないうえ、大きなリターンも期待できないのだ。
※女性セブン2021年7月29日・8月5日号