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「糖質ゼロビール」が変えた“健康志向ビール党”たちの家飲みライフ

キリンとサントリーを飲み分けて楽しむ

 IT企業に勤務する20代男性・Bさんは、コロナ太りで体重が10キロ増えた。「できればビールを飲みたい」と思う一方で、“罪悪感”からビール以外を選択するようになっていた。

「ビールとポテトチップス、それから寿司や焼きそばみたいな“典型的に太りそうな組み合わせ”が好きなんです。飲み終わってからカップラーメンを食べることも。お酒とつまみのダブルで糖質を取るのはさすがにまずいと思い、ビールを絶ちました」

 ハイボールに切り替えたBさんだが、ビールを飲みたくなる時が何度もあった。そんな時は、糖質ゼロビールと食事を組み合わせるようになった。

「発泡酒の糖質ゼロや糖質オフビールだと、“仕方なく飲む”感じでテンションが下がっていました。でも、今はビールが飲めて楽しいです。今はキリンとサントリーの糖質ゼロビールを飲み分けています。個人的にはキリンはスッキリと爽快感があるので魚料理、サントリーはコクがあるので肉料理との相性が良いと感じています。度数もキリンが4%、サントリーが5.5%と違いがあって面白い。この2社だけでなく、各社がタイプの違うビールを発売してくれると嬉しいです」(Bさん)

 アパレル関連企業に勤める30代女性・Cさんは、クラフトビールや日本酒が大好き。糖質が多いお酒を飲む日の食事は、糖質や炭水化物を抜いて1日を過ごすという念の入れようだった。

「今は糖質ゼロビールのおかげで、気軽に飲めるになったのは嬉しいです。とはいえ、私はクラフトビールが大好きなので、やっぱり糖質や炭水化物を抜いてでも、クラフトビールを飲みたくなります。糖質ゼロビールが改良されて、もっと美味しくなれば選択肢も広がるのでうれしいです」

 糖質ゼロビールは、コロナ禍で苦境のビール業界のみならず、健康を気にするビール党たちにとっても“救世主”となりつつあるようだ。

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