家計

マイカーのコストは週2万円の試算も “貸し出し”すれば維持費のカバー可

中古車よりもエコカーの新車

 ただし、新たに車を購入するなら、中古車を選ぶのは決して得策ではない。

「環境性能が高い最新の車なら、購入時に『環境性能割』、登録時には自動車重量税が『エコカー減税』され、毎年払う自動車税も『グリーン化特例』で優遇されるなど、お得な制度が増えています。購入価格は中古車の方が安いかもしれませんが、中古車はこうした制度が適用されないほか、タイヤやバッテリーの交換にも費用がかかるので、どうせ買うならエコカーの新車を大切に乗る方がいい」(横山さん)

 車を運転する際は「自動車保険」は必須。保険評論家の長尾義弘さんが言う。

「自動車保険には『運転者限定特約』をつけることをおすすめします。その名の通り、運転者を本人や配偶者だけと決めたり、“30代以上”などと年齢で限定することで、自動車税が7~8%程度割引される。

 また、車両保険に免責をつけておくと割引になります。『免責5-10』とあれば、“1回目は5万円以下、2回目は10万円以下の修理代は保険金が下りず、自腹で払う”ということ。金額がそれほど大きくない事故を起こした際に保険を使うと、翌年の自動車保険料が高くなるため、ちょっとした事故なら自腹で払うようにしておいた方が、結果的に得になるのです」

 固定費は、どんなにがまんしても減らせない。毎月必ず払わなければならないからこそ、ムダ金にならないようにしたい。

※女性セブン2020年9月2日号

関連キーワード

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。