思いは募り、自分の髪型を変えてみようと思い立ったBさん。美容室ではインスタグラムに載っていた、そこまで内巻きが強くなく、厚ぼったくない、“現代版にアレンジされた聖子ちゃんカット”の画像を見せたというが、結果は「想像以上に80年代になってしまいました」と苦笑い。
「令和アレンジをしてくれませんでした。“ガチ”聖子ちゃんカットは求めていなかったのに……。美容師さんとの会話で『80年代のアイドルが好きで~』みたいなことを言ったからかもしれないと反省しています。カットとパーマで8000円くらいかかりましたけど、もしかしたら、ヘアーアイロンでセットすれば十分だったのでは、と後悔しました」(Bさん)
“広瀬すず風”ショートボブのはずが…
PR業界で働く30代・Cさんも、何度も美容室で失敗してきたというが、中でも「思わず自分で笑ってしまった」エピソードを教えてくれた。
「いろいろと失敗してきましたけど、“広瀬すず風”ショートボブをオーダーした時は、ひどかったです。仕上がりが、ちびまる子ちゃんに……。自分でヘアーアイロンやワックスを駆使してセットしていましたが、当時は鏡を見るのが憂鬱でたまりませんでした。髪を伸ばそうとしていた時期は、『長さはそのままで軽くしてほしい』と頼んだら、2000年代の中島美嘉みたいなウルフカットにされたことも。かっこよさは求めていなかったのに、やたらヤンキーっぽくなって、周囲からはメンタルを心配されました」(Cさん)
後から振り返れば笑い話にもなるが、その時は思わず頭を抱えてしまうような重大な問題。どうしたら失敗を防ぐことができるのだろうか。都内で働く40代の女性美容師はこうアドバイスする。
「究極、美容室は美容師とのコミュニケーションなので、切る前に話し合うことが最も大切です。例えば、マネしたい芸能人がいるなら、写真も正面の1枚だけでなく、後ろや横も含めた、複数の角度の写真を用意してもらえると助かります。そのうえで、『この感じで私に似合うようにしてください』という言葉を付け足してください」