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桃屋社長『ごはんですよ!』ロングセラーの秘密は「商品価値の再伝達」

桃屋の小出雄二社長(撮影/山崎力夫)

桃屋の小出雄二社長(撮影/山崎力夫)

──コロナ禍も追い風になった。

小出:在宅時間が増え、料理する機会も食材への関心も高まりました。一方で、在宅勤務によって家でこなす仕事も多く、そんなに料理に時間はかけられないし、手間をかけて作るのは面倒。それでも、外食もあまりできない状況の中で美味しい食事を楽しみたい。そこで「かんたんレシピ」の出番となるのです(笑)。

 さらに当社では機能性表示食品として『いつもいきいき~熟成にんにくエキス入り黒みつ~』を自社の通信販売に特化して販売しており、大変好評です。コロナ禍で健康意識の高まりが顕在化しましたし、今後はこうした機能性表示食品にも力を入れていく考えです。

【プロフィール】
小出雄二(こいで・ゆうじ)/1961年、栃木県生まれ。1985年慶應大学商学部卒業後、味の素に入社。食品事業部、海外食品事業開発部などを経て、2011年に桃屋の社長に就任、現在に至る。

【聞き手】
河野圭祐(かわの・けいすけ)/1963年、静岡県生まれ。経済誌編集長を経て、2018年4月よりフリーとして活動。流通、食品、ホテル、不動産など幅広く取材。

※週刊ポスト2021年9月17・24日号

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