老後に必要な金額は?
老後の生活費に関して、フィンウェル研究所代表の野尻哲史さんに聞いた。
「老後の年間生活費は、現役世代最後の年(定年退職する年)の年収を基に考え、その60~70%くらいが必要になる、と想定するのがいいと思います。
たとえば、最後の年の年収が600万円であれば、退職後は年間350万~400万円くらいが必要になる、と計算するわけです。
老後の収入として、『年金収入』『資産収入(貯金などの取り崩し)』『勤労収入』の3つがありますが、それらで必要額を賄えればいい、と考えるのです」
安心できる老後のために、しっかりと収入をシミュレートしておいたほうがよさそうだ。
※女性セブン2021年10月14日号