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親の稼ぎが頼りの親族がいる人は要注意
実家相続介護問題研究所の代表・江本圭伸さんがアドバイスする。
「離婚したきょうだいが実家で暮らしている場合、もめやすい傾向にあります。というのも、家と親の稼ぎを取られたら生活が厳しくなる経済状況の人が多いため、彼らにとっては財産が減るのは死活問題になるからです。今回のケースのように話すらできない場合は、弁護士などの第三者を立てて協議や調停を行うしかありません」
【プロフィール】
江本圭伸さん/実家相続介護問題研究所代表、不動産相続コーディネーター。宅地建物取引士、不動産コンサルティングマスター、相続対策専門士などの資格を保有。相続財産の中でも不動産を中心に、全国から相続トラブルの電話相談を受けている。
取材・文/桜田容子
※女性セブン2021年11月4日号