「“デカから”というだけあって、から揚げは確かに大きいです。“白から”は薄味でさっぱり系、“黒から”はしっかりと醤油の味が染み込んでいます。“赤から”はザクッとした食感が特徴的で辛さだけでなく甘みも感じられます。
そして玉子焼きは、しっかりと甘いのですが、出汁の旨味も感じられます。個人的には甘いタイプの玉子焼きが好きなので、好印象です」(記者A・以下同)
10個のから揚げがパックになった『ファミリーパック』も購入した。組み合わせは白から2個、黒から2個、赤から1個、ハニーマスタード味1個、明太マヨネーズ味1個、テリーマヨ味1個、柚子胡椒味1個、魔法のハラペ~ニョ1個で、価格は1188円だ。
「それぞれの唐揚げがとても特徴的な味付けになっていて、いろいろと食べ比べる楽しみがあります。また、ハニーマスタード味や明太マヨネーズ味などは、おかず系というよりも“おやつ”に近い感覚で、子供にも喜ばれそうです」
「定食チェーン」の延長ではない?
さらに、『テリー伊藤こだわりの玉子焼き』1本(702円)、『天才のフライドポテト ハニーマスタードディップ付き』レギュラーサイズ(214円)も購入した。
「かなり大きな玉子焼きです。おみやげなどにもよさそうですね。フライドポテトはベーシックなタイプです。サイドメニューも豊富なのはうれしいですね」
さまざまな味の唐揚げだけでなく、玉子焼き、ポテトなどのサイドメニューも提供する『から揚げの天才』。前出・小浦氏は、他の唐揚げチェーンとは大きな違いがあると語る。
「唐揚げというと“おかず”や“おつまみ”というイメージが強いと思うのですが、『から揚げの天才』は必ずしも“食事”に特化しているわけではなく、ハンバーガー系のファストフードに近い雰囲気を感じます。
同じく唐揚げチェーンの『からやま』や『から好し』は、定食チェーンの延長線上にあると思うのですが、『から揚げの天才』はフライドチキンチェーン、あるいはたこ焼きチェーンに近いのかもしれませんね。そのうえで、イートインもあるし、定食メニューもあるという点が、独自の存在感につながっているのではないでしょうか」(小浦氏)
新たなファストフードの定番となりつつある唐揚げ。『から揚げの天才』など新たなチェーン店も参入し、ますますそのブームが加速していくのかもしれない。