スマホ・タブレット端末の関連アイテムの中で、ケースとともに重宝されるのが「液晶保護フィルム」。傷や汚れを防ぐだけでなく、予期せぬ落下で画面が割れることも防いでくれる頼もしい存在だ。指紋付着防止加工やブルーライトカットなど種類も豊富で、自分にあったものを選びたい。その一方で、フィルムの「貼り付け」で苦労したという人もいるかもしれない。意外と多い液晶保護フィルムにまつわる失敗談を、ユーザーたちに聞いてみた。
貼り付けに失敗し続けて辿り着いた答えは…
「もう何度失敗して買い直したか、わかりません。貼り付ける時の緊張感はハンパないです」
メーカーで働く30代男性・Aさんは、こう嘆く。フィルムの貼り付けを失敗したため、買い直した負担額は「ばかにならない」という。
「高い端末を買ったんだから、液晶に傷もついてほしくないし、ましてや割れてほしくない。だから、保護フィルムも、なんとなく高めのものを選んでいました。でも、貼り付けに失敗して買い直すはめになることの繰り返しです」(Aさん)
スマホとタブレットを使用してきた中で、どうしても自分の満足できる仕上がりにならないことが多かった。
「スマホは、特に樹脂フィルムが貼りづらくて、何枚買い直したかわからない。よく液晶画面を拭きとったつもりでも、埃や塵がついているようで気泡が入ってしまう。気にしなかったらいいのでしょうけど、僕はそれが気になって仕方がないタイプなんですよね……。ガラスフィルムならまだましですが、今度は左右対称にうまく貼るのが難しい」(Aさん)
そうしてフィルム貼りの失敗を繰り返しながら、Aさんなりの落とし所を見つけたようだ。
「自分でスマホに液晶保護フィルムを貼る時は、本体とフィルムがずれないガイド枠が付いたもの、もとから2枚入りのもの、もしくは100円ショップで複数枚を購入することにしました。おかげで1回失敗してもなんとかなるという安心感が生まれました。
タブレット端末は、もう自分で貼ることをあきらめ、有料サービスを利用することに。画面サイズによって異なりますが、私は家電量販店で3000円ほど払ってやってもらいました。最初はお金がもったいないと思いましたが、ポイントを利用すれば“損”をした気持ちにはならないし、失敗して買い直した方がよっぽどもったいない」(Aさん)