使用感にこだわって何度も何度も買い直し
液晶保護フィルムの機能性や使い心地にこだわった結果、買い直す羽目になる人もいる。IT企業に勤務する20代男性・Bさんは、今年9月に発売されてすぐ購入したiPad mini 6で、フィルムを何枚も買ったエピソードを明かす。
「発売されてから間もない機種だと、液晶保護フィルムの専用ラインナップがまだ少ないことがあります。とはいえ画面を傷つけたくないので、その場しのぎとしてとりあえずのものを買って貼るのが恒例行事となっていました。iPad mini 6の時は、樹脂フィルムを買ってから、本命のガラスフィルム待ちでした」(Bさん)
ただBさんは、ガラスフィルムに移行してからも、いくつものフィルムをさまようことになった。
「iPad mini 6の高画質を生かせるようにグレアフィルムを選択しましたが、光の反射と鮮やかさがあだになってか、目が疲れるように感じました。次にブルーライトカットフィルムを購入したら、確かに目には優しいのですが、黄色っぽくなる色合いが気になって……。以前、スマホで使用したものはそこまで黄色くならなかったので、モノによるんだろうとは思います。
最終的にアンチグレアフィルムを買いましたが、今度は少し白っぽいと感じてしまう。『指紋はつきにくい』とうたっていてもつきやすいモノもあるし、メーカーによって品質にもバラツキがある。レビューを見てから買うようにはしているのですが、結局個人の感覚なので、自分に有益かどうかは別問題ですね……」(Bさん)
ひびが入ったガラスフィルムを使い続けていたら…
ガラスフィルムを利用していたが、樹脂フィルムに戻したという人もいる。アパレル業界で働く20代女性・Cさんだ。ガラスという素材が、Cさんにとっては思わぬ落とし穴になった。
「スマホをよく落とすので、画面を守る力が強そうなガラスフィルムを愛用していました。ガラスフィルムだと、落とした時にフィルムそのものが割れることが多いんですよね。もちろんそのおかげで液晶画面が割れずに済んでいるのでありがたいのですが、ケチって少しひびが入ったガラスフィルムをそのまま使っていたら、だんだんひびが大きくなってきて、指に刺さったことがありました(笑)。自分の行いが悪いとはいえ、樹脂フィルムへ出戻りの決定打になりました」(Cさん)