原材料や物流費が上昇する昨今。それに呼応する形で、さまざまなものが値上げしている。2月8日には、コカ・コーラボトラーズジャパンが『コカ・コーラ』や『綾鷹』などの大型ペットボトル商品について、2022年5月1日から5~8%ほど値上げすると発表し、波紋を広げているところだが、そもそも大型ペットボトル飲料は「安い」という意見もある。では、現在は実際どれくらいの価格なのか、都内で販売されている『コカ・コーラ』1.5リットルや『綾鷹』2リットルの店舗別の価格を調べてみた。
今回値上げされるのは、『コカ・コーラ』、『コカ・コーラ ゼロシュガー』、『ファンタ オレンジ』、『カナダドライ ジンジャーエール』、『スプライト』の1.5リットルペットボトル、『綾鷹』、『アクエリアス』、『爽健美茶』の2リットルペットボトルなど、16商品。それぞれの具体的な値上げ額は発表されていない。
同社によると〈原材料価格高騰や物流費によるコスト増加の影響〉を吸収するべく、効率化・経費削減を進めていたというが、自助努力による対応だけでは厳しくなり、値上げに踏み切ることとなったという。なお値上げの対象となるのは、スーパーマーケットなどの量販店とネット通販で、コンビニは値上げの対象ではない。以下、都内の複数店舗で実際の販売価格を調査した。
●『コカ・コーラ』1.5リットルの販売価格
・都内スーパーマーケットA店:181円
・都内スーパーマーケットB店:182円
・都内スーパーマーケットC店:138円
・都内スーパーマーケットD店:171円
・都内ディスカウントストアE店:173円
・都内コンビニエンスストアF店:324円
●『綾鷹』2リットルの販売価格
・都内スーパーマーケットB店:182円
・都内スーパーマーケットC店:156円
・都内スーパーマーケットD店:160円
・都内ディスカウントストアE店:173円
都内スーパーマーケットC店では、ちょうど『コカ・コーラ』1.5リットルがセール品となっており、その価格は138円。コンビニの販売価格324円の半分以下だった。コンビニ・スーパーマーケット事情に詳しいライターの小浦大生氏はこう話す。