カリスマトレーダー池辺雪子 億の極意

ロシアのウクライナ侵攻における金融市場の反応 株・為替・金・原油の値動き

 為替相場については、株安からの円高圧力というのは根強く残っているのではないでしょうか。そして米ドルに関しては、戦争が予想以上に長期化・深刻化した場合は「有事のドル買い」が強まる可能性もありそうです。米ドルは商品市場の決済通貨として機能しており、こうした事態では米ドルに買いのフローが出やすくなるものです。ただし、ドルインデックスが高値圏で推移していることから、一方的に買われ続けるかどうかは不透明です。今後の情勢次第ともいえるでしょう。

 有事では様々な市場が影響を受け合い価格は激しく動きますが、こうした事態でもチャートから何かしらのサインを発見することはできます。「チャートの価格は人間の心理を映し出している」とも言われており、チャートを通してその市場で取引する投資家たちの心理の動きを読み取ることもできます。

 ただし、トレードは「どのような考え方が正解・誤り」というものではなく、結果的に利益が出れば、それが正解という世界です。「勝てば官軍」という言葉がありますが、まさにその通りで、負けたらそれが誤っていたという、シンプルなものです。投資家の勝敗がはっきり結果として出るため、ある意味では厳しい世界とも言えるでしょう。

【PROFILE】池辺雪子(いけべ・ゆきこ):東京都在住の主婦。若い頃から株や商品先物投資を学び、2000年からFX投資を始め、これまでに8億円以上の利益をあげている敏腕トレーダー。2007年春、脱税の容疑で起訴、同年夏、執行猶予刑が確定。その結果、所得税、延滞税、重加算税、住民税、罰金(約5億円)を全て即金で支払う。2010年9月に執行猶予が満了。現在は自らの経験をもとに投資、納税に関するセミナー、執筆活動を行っている。トルコリラ/円、ドル/円、他通貨、日経平均株価などの値動きに関する詳細な分析を展開する「池辺雪子公式メルマガ」も発信中(http://yukikov.jp/

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