安売りのときにまとめ買いするのも、必ずしも節約にはつながらない。たとえ底値であっても、在庫が多いと気が大きくなって消費量が増え、結果的に出費も増えるからだ。
「特に、お酒やたばこ、お菓子などの嗜好品は、依存も加速させます。買いだめすれば置き場所にも家賃がかかると考え、ストックはせいぜい1~2個に抑えましょう」
100円ショップや業務用スーパーで買うべきもの
いまだに多いのは「コンビニは高い」という勘違いだ。もちろん、同じ商品でもスーパーの方が安いことはあるが、コンビニ各社のプライベートブランドはいまや「安かろう、よかろう」だ。
「セブン-イレブンの『セブンプレミアム』やファミリーマートの『ファミマル』などの商品は、国内の大手メーカーが手掛けており、安くて高品質。特に最近は冷凍食品の質が向上しており、スーパーで売っている有名メーカーのものにも引けを取りません。ついで買いには気をつけるべきですが、“調味料が切れた”“何か1品おかずが欲しい”くらいなら、コンビニで充分」(丸山さん)
例えば、セブンプレミアムの商品は、国内大手メーカーのコンペで決まる。商品ごとに、ロッテや森永、日清食品、紀文、マルハニチロなど、名だたる企業が試作した中から、選び抜かれて店頭に並ぶのだ。