秋篠宮家の長男・悠仁さまが、この4月から国立の筑波大学附属高校(筑附)に進学されることが発表された。制服や厳しい校則などもなく、自由な校風で知られる筑波大学附属高校。その入学生は、筑波大学附属中学校から進学する“内部生”と、高校から入学する“外部生”からなり、悠仁さまは“外部生”としての高校生活を送られることになる。
中高一貫の進学校に外部生として高校から入学する場合、内部生と外部生のギャップを感じることも多いといわれる。しかも自由な校風の国立の高校ともなると、また独特な雰囲気があるようだ。卒業生の声から、実際のところどうなのかを探った。
【*なお、東京都には都立の「国立高校(くにたちこうこう)」も存在するので、混同に注意。本稿で扱うのは「国立(こくりつ)」の高校のことである】
体育の授業がパーカーにハーフパンツで驚き
都内の中高一貫国立高校の卒業生・Aさん(30代男性)は、「あまりにも自由すぎて驚きました」と当時を振り返る。Aさんは都内の公立中学を卒業し、外部生として国立高校に進学。その後、東京大学に進学し、一般企業に就職した。
「内部生は中学時代から自由な校風に慣れていて、おしゃれな私服で茶髪の生徒もいました。僕の通っていた公立中学では禁止されていることだったので、驚きました。
あと、体育の授業もみんな自由な服装だったのに驚きました。一応、指定された体操服はあるんですが、それを着ている内部生はゼロ。みんなそれぞれジャージやパーカー、ハーフパンツといった自由な格好でした。最初の授業で体操服を着ているのは外部生だけ。部活ではバスケ部に入ったのですが、ここでも自由で、内部生からは“カッコ悪いから(体操服は)やめたら?”という感じでした(笑)」(Aさん)