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卒業式のあり方はどう変わってきたか 「消えた歌」「第2・第3の卒業式」他

2011年の東日本大震災の18日後、避難所の公民館で行われた大槌小学校(当時)卒業式の様子(写真/共同通信社)

2011年の東日本大震災の18日後、避難所の公民館で行われた大槌小学校(当時)卒業式の様子(写真/共同通信社)

不登校生の未来を開くために

 中学校では現在、年間30日以上欠席の不登校生徒が全国で約13万人。彼らの卒業式にも新しい変化が起きている。

「不登校の生徒たちは、体育館で行う卒業式には参加しづらい面があるため、最近は視聴覚室などでの第2卒業式、校長室での第3卒業式を行っています」(前出・碓井さん)

 第2・第3の卒業式は、彼らの再挑戦の道を開くためにも大きな区切りとなるのだ。 「卒業式では『全課程を修了したことを証する』と書いた卒業証書を受け取るのですが、不登校の生徒の中には中学卒業後に『夜間中学』で学び直し、高校に進学する人もいます」(前出・前川さん)

 多様化する社会の中で、卒業式も個々に合わせて行われるようになっているのだ。

※女性セブン2022年3月31日号

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