お取り寄せできる“宮内庁御用達”のお菓子　戦国武将にも愛された饅頭など

「宮内庁（省）御用達制度」は、明治24年に制定。時代の流れとともに、昭和29年に廃止されているが、そこに選ばれた商品や皇室への献上品は、日本の伝統的な技術、安心の品質、確かな信頼とメイド・イン・ジャパンの粋や誇りが詰まった名品ばかりだ。そんな“ロイヤルクオリティー”を自宅でも楽しめる、お取り寄せ可能なお菓子やパンを紹介しよう。

御菓子老舗 塩瀬総本家「志ほせ饅頭」

　670年以上前から変わらぬ味を守り、戦国武将にも愛された饅頭。明治初期より宮内省御用達となり、いまも変わらず和菓子を納め、雅子さまご成婚の際は特注の羊かんを献上したという。看板商品の『志ほせ饅頭』は、すりおろした大和いもを米粉に加え、守り続けた特有の食感は唯一無二の味。9個入 1296円。

木村屋總本店「酒種あんぱん 桜・五色 10入」

　明治8年、水戸藩下屋敷を訪れた明治天皇に、当時奈良の吉野山から取り寄せた桜の塩漬けを埋め込んだあんぱんを献上したところ、大変お気に召されたという。酒種を使った生地になめらかなこしあんが絶妙に溶け合う。桜 5個、五色（桜、小倉、けし、うぐいす、白）各1個 1965円。