小田急電鉄に値下げについて聞くと、次のように回答があった。
「小児運賃一律50円は、実は3年前から検討していました。それがたまたま今回の『子育て応援ポリシー』とタイミングが重なったかたちです。『一律50円』にした理由としましては、お子様とそのご両親に利用していただき、沿線各駅で降りて親子で見聞を広げていただきたいという思いからです」(報道担当)
大幅な減収になる見込みでも、問題は限定的だと考えているという。
「短期的にはイベントやキャンペーン時の親子での沿線利用が増えるのではないかと考えますが、長期的には利用が定着し、親子や子育て世代に住みよい沿線というようなご理解がされ、沿線人口の流入増、または流出が少なくなるといったことも狙いと考えています」(同前)
※週刊ポスト2022年4月8・15日号