「やはり、ゲームは買い切りで育ってきたので、今も“買い切り”が基本。またゲームをする時間がそこまであるわけでもなく、月額料金の“元が取れる”とは思えない。懐かしいPSやPS2のゲームをそのまま安く販売してくれたら買いますが、サブスクはちょっと様子見です」(Aさん)
“買い切り”型のレトロゲームでは、ソニーインタラクティブエンタテインメントが2018年に初代PSの復刻版として『プレイステーション クラシック』を発売した。ソフトを入れ替えるのではなく、20本のPSタイトルが予め内蔵されており、価格は税別で9980円。Aさんは『プレイステーション クラシック』を持っているという。
「プレイできるタイトルが20本しかなく、正直物足りないと思いましたが、手軽に懐かしいゲームをプレイできるのはすごく良かったです」
最新タイトルがプレイできるか否か
一方、いまでもPS2やPS3のハードが現役で動いているという人も。40代男性の自営業・Bさんは言う。
「PS2のゲームはPS2でやればいいし、初代PSだったらPS3でも動くので、個人的にはレトロゲームのサブスクはいらない。プレイしたいゲームはディスクでちゃんと確保しているし、むしろ再販をしてもらわなくても何の問題もありません。それにPS4も持っていないし、サブスクサービスに入る予定はないですね」(Bさん)
レトロゲームファン目当てであれば、少々高いサービスと考える向きもいる『PlayStation Plus Premium』だが、藤井氏は「本当に重要なのは最新タイトルがプレイできるかどうか」だと話す。
「現在のPS Nowでは、人気の定番タイトルが多数ラインナップされていますが、発売からそれなりに時間が経ったものが多い。もしもリニューアル後に、最新タイトルがプレイできるようになれば、ユーザーにとってかなり魅力的になると思います。たとえば“最上位プランでは、レトロゲームだけでなく、数本の最新ゲームをプレイできる”というサービスなら、インパクトも大きかったと思います。いずれにせよ、リニューアル後にどんなタイトルがプレイできるようになるかに注目ですね」
新しいPS Plusが、コアゲーマーやレトロゲームファンを満足させられるものになるのか。サービスの詳細発表が待たれる。