iDeCoも運用先は投資信託や定期預金など好きに選べ、元本割れの可能性はゼロではないが、日米の株価指数に連動するパッシブ・ファンド【*】中心の投資信託なら大きく損をするリスクは低くなる。主婦も会社員も、フリーランスも公務員も誰でも加入できるのが魅力だ。
【*パッシブ・ファンドとは、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)など株価や債券の指数(インデックス)に、ファンドの基準価額が連動するような運用を目指すファンドのこと。「インデックス・ファンド」とも呼ばれる】
どちらも非常に有利な国の優遇制度だけに、余裕があればNISAとiDeCoの両方やってみるのも悪くない。
“貯める”から“増やす”へ投資上手を見習おう
税金知識も重要。覚えておきたいのが投資と節税について。税制優遇のある投資制度だけでなく、所得控除を含む確定申告といった制度についても理解しておく必要がある。
「お金持ちや、お金が貯まる人は、税制優遇制度を上手に活用していますが、必要な手続きを面倒がったり、苦手だからと避けていると、税金を払うばかりで、本来もらえるケースが多い確定申告の還付金まで取りっぱぐれてしまいます。そんな芸人も少なくありません」
超低金利時代、預貯金だけではお金はなかなか増えない。だからこそ、節税と投資に敏感になる必要がある。