キャッシュレス時代、オバ記者が感じた変化とは?
オバ記者:喪服選びはドタバタだったけど、ネットショッピングって、腰を据えると何時間でもパソコンの前にいて、あーでもない、こーでもないと気づけば時間が経ってるのよねぇ。それで最終的に買わなかったりするんだから。
橋本さん:いったんカートに入れたまま放置しておいたり……。
オバ記者:やるやる。
橋本さん:でも、それは実は意外と賢い方法なんですよ。
オバ記者:えっ?
橋本さん:“夜中のラブレター”じゃないけど、熱くなった気持ちのまま購入せず、冷却期間をとった方がいいことが多いです。でも、敵も然る者。ほったらかしていると翌日、「カートに入れた品が1円安くなりました」とか「残り1点になりました」ってあおってくる。
オバ記者:あるある。
橋本さん:サイトとの戦いですよね。安くなったなら買っちゃおうかなとポチったり。
オバ記者:ネットショッピングって、電子上の“数字”なんだよね。
橋本さん:でも、財布からお金を出す実感はなくても、ポチっとするたびに着実にお金は出て行きます。
オバ記者:お金がお金じゃないような……。電子マネーもそう。スマホをかざすだけだから気軽さこの上ない。「ランチは1000円まで」「コンビニは1日1回まで」とか、ルールを決めておかないと使いすぎちゃう。そんなこんなで最近、現金を使う機会がめっきり減ったけど、先生はひと月にどのくらい現金を使いますか?
橋本さん:1万円未満かもしれません。ほとんどクレジットカードか電子マネー。ペイペイはキャンペーンも豊富ですし。
オバ記者:いまの時代は、ポイントやクーポンなど“ちょっとしたお得”に消費者側がけっこう左右されますよね。
橋本さん:そうですね。電子マネーでの支払い時、「シャリーン」とか「ペイペイ!」って心地いい音が鳴りますよね。あの音はどこか楽しくて、買い物するのが楽しくなる。よく考えられていますよね。あれがもし不快な音だったら、あぁムダ遣いしちゃったって気分になると思うんですよね。
オバ記者:ブー!なんて音がしたら買ったことを後悔するわ。