照明を消して電気代を節約
一方、電気代の節約も兼ねて、昼間に照明を消す生活をしているというのは、神奈川県内の戸建てに住む40代の主婦・Bさんだ。Bさんの家族は、夫、Bさん、小学生と中学生の2人の子供という構成。コロナ禍でそれぞれが自宅で過ごす時間が増えた。
「自粛生活の最初の頃は、家族4人が家にいる時間が長くて、電気代もその分上がったんです。それで、日中はカーテンを開けて太陽の光を入れ、照明をつけない生活に切り替えました」(Bさん)
昼間の照明をやめたことで、家族のコミュニケーションが増えるという、副産物もあったという。
「うちは、一番日当たりがいいのが居間で、子供部屋はどちらもあまり日当たりが良くないんです。日中の照明はできるだけ使わないと決めたことで、自然とみんなが居間で過ごすようになり、家族の会話が増えたのはとてもいいことでした。夫だけは、家で仕事をすることもあるので、そういう時は寝室に設置したテレワーク用のスペースに行ってもらっています」(Bさん)
もちろんプライバシーやセキュリティの問題をクリアする必要はあるが、太陽の光を部屋に入れる生活には様々なメリットがありそうだ。