さらに、車のメンテナンスも燃費に響くという。
「車体が重いほどガソリンを食うので、積みっぱなしのゴルフバッグなどは降ろしておく。タイヤの空気圧も燃費を左右するので、『車両指定空気圧』を目安に月に1度はガソリンスタンドで点検したい。3つの急を避ける運転と車のメンテナンスを怠らなければ、リッター10kmの車の燃費を11~12kmくらいまで伸ばせるでしょう」(中村氏)
リッター10km→12kmに改善されれば、月1000km走るドライバーならガソリン代17リッター分が浮くことになり(100リッター→約83リッター)、3000円に迫る節約となる。
高速道路の出入口付近や幹線道路沿いのスタンドに注目
運転の改善に加え、ガソリンを安く手に入れる方法も考えたい。ファイナンシャルプランナーの森田悦子氏が指摘する。
「ガソリンは競争が激しい地域ほど安価な傾向があります。地域や店舗によってはリッター10円ほどの差がつくことも」
もちろん、わざわざ足を延ばしてガソリンを消費しては意味がないが、高速道路の出入口付近や国道などの幹線道路沿いはガソリンスタンドが集中するため、安価な場合が多いという。