家計

年間400万円貯める家計簿マスターの40代女性「優先順位を決めて小さく暮らす」

Naoさん自作の家計簿。記入は月に1回。「月初めに生活費を袋分けし、その金額を家計簿に書き写すだけ。余った分は予備費として蓄えます」(写真提供/Naoさん)

Naoさん自作の家計簿。記入は月に1回。「月初めに生活費を袋分けし、その金額を家計簿に書き写すだけ。余った分は予備費として蓄えます」(写真提供/Naoさん)

 まずは、固定費の見直しと特別支出の把握から始めた。

「わが家の場合、帰省費や税金が大きい。また、年払いの町内会費や誕生祝いなども馬鹿になりません。冠婚葬祭費や家電・車の買い替え、子供の教育資金など、必ず数年後に必要になるお金もある。それを先に洗い出し、○年後までに△△万円貯めると決めて計算すると、おのずと月の支出予算が決まりました」

 その方法で貯金を続け、12年で自宅購入の頭金1200万円を貯めた。いまの目標は長女が中学を卒業する3年後までに、教育費2000万円を貯めることだという。

長続きのコツは「楽しみはがまんしない」

 Naoさんが貯蓄で心がけているのが、「優先順位を決めて小さく暮らす」ということ。1か月の食費は4人で2万8000円。週の初めに財布に7000円を入れ、それ以上は使わない。たとえば、みそが切れても、買えば予算オーバーになるなら、購入は翌週に持ち越して、汁物はコンソメでつくるなど、献立を調整する。

「お金を貯めたいなら、見栄を張らないことも大切。たとえば車もスマホも新品じゃなければ、約半額で手に入ります。一方で、わが家はキャンプが好きなので、レジャー費は削りません。もっとも満足度を上げるためのお金は残しておく。そうすれば、ストレスもなく貯められると思います」

【プロフィール】
家計簿マスター・Naoさん/節約インスタグラマー。インスタグラム「@Nao_kakeibo」で、毎月の収支を公開。メルカリでは、Naoさんが考案したオリジナル家計簿「ずぼら家計簿」も販売中。

※女性セブン2022年5月12・19日号

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