まずは、固定費の見直しと特別支出の把握から始めた。
「わが家の場合、帰省費や税金が大きい。また、年払いの町内会費や誕生祝いなども馬鹿になりません。冠婚葬祭費や家電・車の買い替え、子供の教育資金など、必ず数年後に必要になるお金もある。それを先に洗い出し、○年後までに△△万円貯めると決めて計算すると、おのずと月の支出予算が決まりました」
その方法で貯金を続け、12年で自宅購入の頭金1200万円を貯めた。いまの目標は長女が中学を卒業する3年後までに、教育費2000万円を貯めることだという。
長続きのコツは「楽しみはがまんしない」
Naoさんが貯蓄で心がけているのが、「優先順位を決めて小さく暮らす」ということ。1か月の食費は4人で2万8000円。週の初めに財布に7000円を入れ、それ以上は使わない。たとえば、みそが切れても、買えば予算オーバーになるなら、購入は翌週に持ち越して、汁物はコンソメでつくるなど、献立を調整する。
「お金を貯めたいなら、見栄を張らないことも大切。たとえば車もスマホも新品じゃなければ、約半額で手に入ります。一方で、わが家はキャンプが好きなので、レジャー費は削りません。もっとも満足度を上げるためのお金は残しておく。そうすれば、ストレスもなく貯められると思います」
【プロフィール】
家計簿マスター・Naoさん/節約インスタグラマー。インスタグラム「@Nao_kakeibo」で、毎月の収支を公開。メルカリでは、Naoさんが考案したオリジナル家計簿「ずぼら家計簿」も販売中。
※女性セブン2022年5月12・19日号