マネー

ふるさと納税受入額・都道府県別トップ5の魅力的な返礼品の数々

ふるさと納税受入額 都道府県別トップ5(2020年度実績データより)

ふるさと納税受入額 都道府県別トップ5(2020年度実績データより)

1位は北海道。紋別市のホタテは不動の人気

 幸か不幸か、コロナ禍が追い風となって人気堅調なふるさと納税。その受入額の都道府県別ランキングは、“全国の魅力度総選挙”といえるかもしれない。総務省が昨年7月30日に公表した2020年度の実績が最新データとなるが、これに基づいて47都道府県を順位づけすると、トップ5は北海道、鹿児島県、宮崎県、福岡県、山形県となる。

 上位5道県の顔ぶれを見ると、北海道や九州など、物産展で人気の地域が強い印象を受けるが、「実はそれだけではない」と井田さん。同社では自治体や事業者と一緒にお礼品開発や交流事業も行っているため、自治体の工夫や努力を感じるという。

「上位に入る地域は自治体や事業者自身がふるさと納税に工夫をこらして能動的に参加している印象があります。提供するお礼品も種類の幅や数がとても豊富。知名度の高い特産品が多いのはもちろん、前向きに工夫して取り組まれている自治体が多いのです」

 以下、順番に見ていこう。まず1位は北海道。海産物も農畜産物も高品質で、全国トップクラスの人気を誇る北海道ブランドの産品が多いことから、長年1位に君臨する。特に紋別市はふるさと納税受入額自治体別ランキング2位で、そのお礼品のホタテは『さとふる』の昨年1年間のお礼品人気ランキング1位、そして2019年から3年連続1位という不動の人気ぶり。

「紋別のホタテに関しては『1つ1つのホタテが大きくてプリプリしている』などレビューも高評価で、芸能人や著名人のSNS発信などの波及効果でますます人気です。その一方、八雲町という自治体の事業者は弊社の提案でレビューの『小分けパックがあるといいな』という書き込みを参考にイクラのお礼品を改良。小分けタイプを作って出したところ反応も上々で、ランキング上位に入るようになったというエピソードもあります」

関連キーワード

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。