今回のガイドライン改定で郡司氏が注意を促す添加物が「漂白剤」だ。
「数の子などに使われる『過酸化水素』は、医療用では消毒薬のオキシドールとして使用されるもので、発がん性リスクが指摘されています。水産加工会社のなかには手間と費用をかけて『過酸化水素水不使用』の数の子を販売するところもありますが、今回のガイドラインで『不使用』が謳えなくなる。こうした企業努力が無駄になり、安全な食品が消費者に届かない事態が心配です」
食品を買う際は、これまで以上にパッケージをよく見て、正しい知識で健康を守っていきたい。
※週刊ポスト2022年5月20日号