つまり、今年中につみたてNISAを始めれば、新規投資分の非課税枠(年間40万円上限)は2022年の分を含めた21年分となり、最大840万円分が非課税枠で運用できるのだ(※各年に新規投資した分の非課税期間は20年)。
「過ぎた年の非課税枠は取り戻すことができません。毎年40万円分ずつ非課税枠は減っていくので、早く始めた方が有利です」(風呂内さん)
つみたてNISAはいつでも引き出せるのが魅力だが、どうせなら、非課税枠の範囲内でめいっぱい運用したいところだ。引き出すのは、本当にお金に困ったときだけにしよう。お金に困らない老後を迎えるためには、もはや私的年金は必須。アラフィフ女性専門ファイナンシャルプランナーの深川恵理子さんが言う。
「この機会に支出を見直し、私的年金それぞれの制度を理解し、途中で挫折しないようにしてください」
公的年金、じぶん年金──うまく使えば、きっと老後も怖くない。
※女性セブン2022年5 月26日号