通販の『ニッセン』には10枚で2000円以下のショーツがある。こういったお値打ち価格の商品で、節約するのもおすすめだ。
「洋服の衝動買いが心配なら、買い物の時間と手間が省けて失敗買いを防げる『サブスク(定額制のレンタル)』も有用なサービスです」
風呂内さんが利用しているのは、プロのスタイリストが選んだ服が送られてくる『エアークローゼット』。レンタルなので、着用後はそのまま返却でき、ひどい汚れや破損があったときのみ弁償請求されるが、洋服の元値を超えることはない。必要のない月は休止できるので、費用も抑えられる。
冷蔵庫を節約モードに
節約生活で削りがちな食費面では、風呂内さんはできあいの総菜や冷凍食品を利用し、無理に切り詰めていない。
「節約には自炊がいちばんですが、食材を無駄にしがちなので無理はしません。冷凍食品はまとめ買いすれば2~3割安くなり、冷凍室はギュウギュウに詰めた方が冷凍効率がアップ。麺類は、お店で食べるものにひけをとりません」
ランチを外食したつもりで、冷凍食品にすれば、1食につき500円は節約したことになり、満足度も高い。野菜は購入した日のうちに食べやすい大きさに切って生のまま冷凍保存。きのこ類、にんじん、葉物野菜などを冷凍すれば、つけ合わせにも、温野菜やスープにも利用でき、最後まで食べきれる。冷蔵庫は24時間365日稼働しており、家庭における消費電力の割合は14.2%でもっとも高い。
「冷蔵室は冷気を循環させて冷やすので、スカスカなくらいの量にすると、詰め込んだ場合に比べて年間約1100円節約できます」