三上さんも業者へ託すことについては懐疑的だ。
「現状、デジタル遺品の処理を請け負う会社はすべて民間企業のため、亡くなるまでサービスが継続している保証はありません。いま契約しても20年後に会社がなくなっていることもあり得ない話ではありません。やはり見つけてほしくないものは、自分で処理するしかない。特に家族だからこそ、隠したいこともあるでしょう。それならば遺された人たちのためにも、隠し通すために努力すべきです」
秘密を持つなら、墓場まで。遺された人を悲しませないために、生きているうちから対策を。
※女性セブン2022年5月26日号