食料や日用品などの値上げラッシュが止まらない。家計の支出に直結するような食品の価格や光熱費なども、上がっている。今後の見通しはどうなるのか。
節約アドバイザー・丸山晴美さんはこう話す。
「いま、原油をはじめ、ガス、鉄など資源の価格が上昇しています。さらに円安が追い打ちをかけ、輸入に頼る日本では、身近な商品の値上げラッシュが続いています。通信費や国内産の農産物以外はおおむね値上がりしていると考えていいでしょう」
値上げのスパンも短縮化。輸入小麦や加工食品は年内に再度値上げされてもおかしくないという。さらに、打撃を受けた企業が給与を上げる可能性は低く、収入が上がらず支出が増える厳しい状況が続きそうだという。では、相次ぐ値上げに打ち克つためにできることは? 生活経済ジャーナリスト・柏木理佳さんがアドバイスする。
「副業で稼ぐなどして所得を増やすこと。また、割引クーポンなどをまめにチェックし、値上がり分を補う必要があります」
もちろん、日々の節約にも、見直すポイントはある。
「わが家では、掃除機、電子レンジ、電気ポットがなく、掃除は雑巾、冷凍した食品は夕方まで常温で自然解凍し、電気やガスを使わないようにしています」(柏木さん)