iPhone 11のバッテリーを交換して使い続ける
飲食店に勤務する30代女性・Bさんは、約3年前に買ったiPhone 11を使用中。買い替えるかどうか、悩みに悩んだと明かす。
「iPhone 11は、消費税が10%になる前の8%の時に駆け込み購入したものです。iPhone 14が値上げされるかもしれないと聞き、今のうちにiPhone 13に変えることも考えましたが、日用品も値上げラッシュなので、なるべく急ぎでない出費は抑えたいところ。とはいえ、iPhoneは必需品なので、どうせ買い替える日はやってくる。いつ買い替えればいいのか、悩みました……」(Bさん)
iPhone 11は2世代前の機種とはいえ、電話やSNS、メールなど日常生活で使うには十分なスペック。Bさんはその点に着目し、バッテリー交換で延命措置を図ることにした。
「バッテリーの減り具合は気になるので、交換して使い続けようと思っています。冷静に考えると、ゲームのような負担がかかる作業をしない私の使い方なら、最新機種は絶対にオーバースペック。それに近頃のiPhoneは、目新しい性能向上やデザイン変更もあまりない印象なので、無理に買い替えなくてもいいかな、と思いました」(Bさん)
ミドルクラスのAndroidに乗り換えも検討
印刷会社に勤める20代男性・Cさんは、「もうiPhoneにこだわらなくてもいいのでは」と考えるようになった。
「iPhoneが10万円超えたあたりから、もうついていけないなという感じだったのに、さらに円安が進んで値上げされたら、14万~15万円くらいになる。それはもうPCレベルの価格。毎日使うiPhoneでも、僕の手取り1か月分くらいを1台に捧げるのは勇気がいるなと思いました。もちろん値上げされるのはiPhoneに限った話ではないでしょうが、今のうちに4万円くらいのミドルクラスのAndroidを買っておけば、その他にPS5を5万円で買っても10万円を切る。なんだかその方がお得感があるかも……なんて考えちゃいます」(Cさん)
日本のiPhoneユーザーにとっては、さらなる家計負担につながりかねないiPhoneの値上げ。最新機種を見送る人は少なくないのかもしれない。