光回線なのにスマホの4G回線より遅い
保険会社に勤務する20代男性・Bさんは、初めての一人暮らしで期待に胸を膨らませながら、回線契約を済ませたが、速度が遅すぎてイライラが募ったと明かす。
「モバイルルーターを契約する予定でしたが、せっかく『光回線対応』のマンションを契約したのだから、固定回線を導入しようと思ったんです。光回線の事業者と契約し、いざ使ってみるとめちゃくちゃ遅い。夜の21時ごろなんて、スマホの4G回線の方が速いレベルまで遅くなってしまい、ショックでした」(Bさん)
Bさんが回線速度が遅い原因を調べてみると、諸悪の根源は「VDSL」という配線方式だったことが判明したという。
「建物内の共用スペースまでは光回線でも、共用スペースから各部屋までは電話回線でつないでいるので、回線速度が遅くなるというんです。光回線なら何でも同じで、一律に『速い』と思い込んでいたので、驚きました。マンションを契約する前に高速回線の設備が導入されているかどうか、事業者のホームページで引っ越し先の住所を検索すれば、わかることも後から知りました。
残念ながら、僕のマンションは、たとえ事業者を替えたとしても、高速回線に対応していなくて、がっかり。VDSLでも回線スピードが上がる事業者の存在を知り、今まさに問い合わせしている最中です」(Bさん)