高齢になると、知らない道を長距離走り続けるのはつらくなるが、決まったルートを走るだけなら、負担は少なくやりやすいと考えられる。
その他、免許が必須ではないが、持っていたほうが採用されやすいアルバイトもある。
「工事現場やイベント会場などでの交通誘導警備の仕事は、最低限の交通ルールを知っておく必要があります。そのため採用の際は、免許があるかどうかを重要視しているところも多い」(求人サイト職員)
このように免許があることで選択肢は広がる。しかしながら、業務のなかでハンドルを握る可能性がある以上、気を付けるべき点もある。
「安全に車を走らせるためには、判断力ととっさの時に反応する反射神経は最低限必要です。弊社では、運転に関わる仕事を紹介する際には、独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)の適性検査と安全講習を受けてもらっています。事故を起こさないためにも仕事を探す際は事前にこうした運転能力を調べる検査を受けたほうがよいでしょう」(村関氏)
運転できる能力があるなら、職に就けるチャンスを広げられるのだ。
※週刊ポスト2022年8月5・12日号