車の買い替えは、いつ、どう進めるのがお得か（イメージ）
車に乗り続ける人に、やがて訪れるのが「車の買い替え」という一大イベント。1円でも高い査定を勝ち取るためのポイントを、自動車ライターの萩原文博氏に聞いた。そもそも「高く売れる」のはどんな車なのか。
「国産車はシルバー、白、黒のセダン、或いはワンボックスカーが圧倒的に有利。また、純正品の装備やグレードの高いオプションも査定額をかさ上げします。
逆に事故によって骨格（フレーム）部分を修復した車や、走行距離が年間1万～1万5000kmを超える車はマイナス査定です。さらにタバコやペットの臭いが染みついた車は大幅に査定額が下がります。喫煙者やペットを車に乗せる人は、日頃からこまめに車内を水拭きして消臭を心掛けたい」（萩原氏・以下同）
買い取り業者とディーラー下取りのどちらを選ぶかは車種の人気度によって決めるとよい。
「大型ミニバンなど人気の高い車種は買い取り店が査定額をかなり上積みしてくれます。ただし不人気の車種は買い取り店では値段が付かないことも。買い替えを前提にしてディーラーに依頼すると、下取り値を付けてくれることがあります」
愛車の相場を知っておくことも大切だ。
「多くの業者が参加するネットの一括査定は便利ですが、複数の業者から頻繁に連絡が来て面倒に感じることも。まずは大手買い取り店に出向いて査定してもらい、目安を知るのが無難でしょう。愛車が輸入車やスポーツカーならば専門の買い取り店を訪れ、一般店の査定と比較すると相場観が強まります」
