住まい・不動産

バブル時代に建てられた物件の住み心地は?「豪華だけど無駄も多い」「頑丈で防音性高い」

築年数は古いが、壁や床の防音性が高い部屋も(イメージ)

築年数は古いが、壁や床の防音性が高い部屋も(イメージ)

資材が違う?隣の部屋の生活音が気にならない防音性

 一方でバブル期物件のメリットを感じている人もいる。バブル期に生まれ、“同い年”の物件に住んでいるメーカー勤務の30代男性・Bさんが語る。

「マンションの外装が派手だし、エントランスも、近隣の同じ家賃帯の物件よりも華やかな印象なんです。築30年以上ですが、中はフルリフォーム済みできれい。その割に家賃が相場より安いので、コスパがいいというか、お得感があります」(Bさん)

 Bさんが特に気に入っているのは「防音性」と「頑丈な床」の2点。

「バブル時代は『適当に作っても売れた』という話も聞くので、もちろん物件にもよると思いますが、今でも残っている物件はやっぱり頑丈。僕が住んでいる物件の場合、これまで住んだ築浅の家よりも、壁や床に重厚感があるというか、とにかく防音性が高くて、隣の部屋の生活音が一切聞こえません。以前、同じ鉄筋コンクリート造で築浅の物件に住んでいた時は、壁が薄くて音がよく聞こえていたので、これは壁も床もいい資材を使っているのかなと感じました」(Bさん)

 今でもまだ現役で活躍中のバブル期の物件は少なくない。設備や間取りなどに、建設当時の時代背景が反映されているようだ。

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