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「旅先でコロナになったら?」「リスクの少ない渡航先は?」いま海外旅行を検討するための5つのポイント

いま海外旅行をする際に気をつけるべきポイントは?(タイのスワンナプーム国際空港。Getty Images)

いま海外旅行をする際に気をつけるべきポイントは?(タイのスワンナプーム国際空港。Getty Images)

 新型コロナウイルスの感染拡大から3年目の夏となっている。2022年7月下旬時点では、感染者数が拡大傾向にあるものの、国としては行動規制を強いていない。こうしたなか、今年の夏こそは海外旅行へ、と考えていた人も少なくないはずだ。2022年3月以降、海外旅行後の自宅待機は一定の条件を満たせば解除となった。だが、コロナ前と比べれば、依然として海外旅行へのハードルは高い。

 そこで、ここではそれらのハードルをどう越えるべきか、ひとつずつ検証してみよう。

【1】日本帰国前のPCR検査が必須

 すべての日本入国者は、日本への帰国便の出発72時間以内にPCR検査(もしくは抗原定量検査)を現地で受け、陰性証明書を事前に入手しておく必要がある。日本入国後の抗原検査については、ワクチンを3回接種しているかぎり、アルバニア、シエラレオネの2か国からの帰国をのぞき、免除となっている(2022年7月27日時点)。

 そのため、ほとんどの国では、訪問先の国で検査を要求されないかぎり、“帰国便出発72時間以内の検査”が渡航前後で唯一求められる検査といえる。ここで陽性になったら元も子もない。そうしたリスクを避けるためには、感染率が低い国を渡航先に選ぶのが比較的安心だろう。単なる感染者数では、国によって人口が大きく異なるので、人口あたりの感染者数で比較するのが妥当だ。

【2】旅先での感染リスクが低い国はどこか

 7月下旬時点での人口あたりの新型コロナウイルスの感染者数を見ると、感染率が最も高いのがギリシャ。ニュージーランド、オーストラリア、シンガポール、イタリア、オーストラリア、フランス、ドイツなども比較的、感染率が高い国となる。ちなみに日本もその部類に入る。逆にカンボジア、ケニア、スリランカ、タンザニア、ラオス、南アフリカ共和国、ネパール、ベトナム、インド、インドネシア、フィリピン、タイなどが比較的感染者数が少ない。

 もちろん国によって検査体制に大きな開きがあり、一概に比較できないのはいうまでもないが、それでも現地でコロナに感染するリスクの大小をある程度予測することができるのではないだろうか。

【3】旅先でのPCR検査の実情を確認する

 国選びのひとつの基準として、PCR検査がスムーズに受けられるかどうかがある。例えば日本人在住者が多いタイ・バンコクなどでは、日本帰国者用のPCR検査の情報などが充実しており、気軽に受けることができる。しかし、渡航者が少ない国では、そもそもPCR検査を受けられる場所が少なかったり、その情報自体も得にくかったりする。渡航を検討する前に、まずはその国でのPCR検査の実情を確認したい。

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