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なぜ外ではなく自宅で重宝? モバイルバッテリーを家の中で使う人たちの切実な事情

モバイルバッテリーを自宅で活用している人たちの事情とは?(イメージ)

モバイルバッテリーを自宅で活用している人たちの事情とは?(イメージ)

 場所を選ばずPCやスマホなどを充電できるモバイルバッテリー。活躍するのは、外出時や移動中など電源を確保しづらいシーンと思われがちだが、意外にも自宅で使っている人は少なくないようだ。自宅なら家庭用コンセントがあるはずなのに、どういうことなのか。モバイルバッテリーを家の中で使っているという人たちに、その事情を聞いてみた。

コンセントが少ない物件で威力を発揮

 メーカーに勤務する30代男性・Aさんは、築年数が古いマンションに住んでいる。立地や家賃などには満足しているが、コンセントの数が少ないことには不満を抱いている。

「冷蔵庫や電子レンジ、スティック型掃除機などの家電、スマホやPC、タブレット、光回線機器などの通信端末で、とにかくコンセントに差したいものがいっぱい。築年数が35年くらいの物件なので、今よりも電気を使うものが少なかったからなのか、とにかくコンセントが足りない。何口もある延長コードを使えば解決すると思ったのですが、実際に使ってみたら、何回も足を引っ掛けて転びそうになり、危ない思いをしたので、どうすべきか悩んでいました」(Aさん)

 そんな時、思いついたのが自宅でのモバイルバッテリーの使用だった。元々、移動用に複数個持っていたが、テレワークで出社する機会が減ったことで、使わなくなったものを有効活用しているという。

「はじめは『家でモバイルバッテリーを使うのってどうなんだ?』と思っていたのですが、コードによって行動が制限されることがないのは想像以上に快適です。しばらくはこのまま使い続ける予定です」(Aさん)

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