投資

【ドル円週間見通し】下げづらい展開か 地政学リスクも引き続き意識される

・8月15日-19日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。

○(日)4-6月期国内総生産 15日(月)午前8時50分発表予定
・予想は、前期比年率+2.7%
 2四半期ぶりのプラス成長となる見込み。行動制限の緩和を背景に個人消費が増加したほか、設備投資や公共投資も増加。実質GDP水準は新型コロナ流行前の2019年7-9月期に近い水準まで回復。海外経済の減速や中国ロックダウンの影響を受けたが、サービス輸出は持ち直している。

○(欧)4-6月期域内総生産改定値 17日(水)午後6時発表予定
・予想は、前年比+4.0%
 速報値は5四半期連続のプラス成長。ユーロ圏では昨年後半から物価上昇が顕著であり、経済への下押し圧力は強まっているが、コロナ禍で抑制されていた対面サービス関連産業の回復が進んだことで成長率は加速。ただし、改定値は速報値からの上方修正はないとみられる。

○(米)7月小売売上高 17日(水)午後9時30分発表予定
・予想は、前月比+0.2%
 6月実績は売上高の前月比の増加は13業種中9業種。ガソリンスタンドの売上増が全体の売上高を押し上げた。7月についてはガソリンスタンドの売上高が6月実績と同水準となる可能性があるため、前月比でプラスとなる可能性がある。

○(日)7月全国消費者物価コア指数 19日(金)午前8時30分発表予定
・予想は、前年比+2.4%
 参考となる6月実績は前年比+2.2%と、上昇率は前月から0.1ポイント拡大。物価高対策の影響でエネルギー価格の上昇率が鈍化したが、食料の伸びが高まったことが物価上昇率を押し上げた。7月については、上昇品目数は6月実績を上回る可能性があるため、物価上昇率は6月実績を上回る可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・15日(月):(中)7月小売売上高、(中)7月鉱工業生産
・16日(火):(欧)6月ユーロ圏貿易収支、(米)7月住宅着工件数
・17日(水):(日)7月貿易収支
・18日(木):(米)7月中古住宅販売件数
・19日(金):(欧)ユーロ圏経常収支

【予想レンジ】
・131円50銭-134円50銭

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。