断水・停電
水がない場合がまんして体調を崩すケースもあり、アウトドア用の水タンクや携帯浄水器で水を確保することが重要となる。キャンプ系YouTuberのFUKUさんが言う。
「携帯浄水器を使えば生き物のいる水や川の水が飲め、浄水器がない場合でもバーナーと鍋があれば煮沸できます」
また、充電用の蓄電池とのセットは約10万円するが、スマホ充電だけならソーラーパネルで充分。たき火の火力で発電できるグッズも役に立つ。
明かり
不安いっぱいの避難生活が真っ暗なままでは不安が増す上に、夜間に何もできず不便だ。「折りたたみ式ソーラーランタンを窓辺に置けば停電時にすぐ使えます」(FUKUさん)
このランタンは明るくはないが、夜光るだけでも心が和む。一方、料理や作業をする場合はヘッドライトが不可欠。
「額につける以外に、首元に下げると手元を照らして料理の際も便利。また、たき火台でのたき火は調理に使えるとともに、人の気持ちを癒してくれる明かりのように思います」(寒川さん)
料理
「最近の100円ショップでは気軽に買える野外調理グッズが増えています。その代表が550円のアルミ飯盒『メスティン』。1合用からあり、これに無洗米に水を適量浸水させ、五徳と固形燃料1個分の火にかけるだけでご飯が炊ける。この手軽さは魅力ですよ」(FUKUさん)
調理に必要なナイフも、十徳ナイフより安価な商品が増え、以前より調理器具がそろえやすくなった。
「避難生活ではビタミン不足になりがちなので、野菜ジュースのパックをストックしておくのもコツ」(寒川さん)
さらに「野菜を薄切りにして干したドライフードを作っておくと、スープにも使えて便利です」(三沢さん)
避難時の食生活の参考にしてみよう。