円安のときにするべきことは?
資産のすべてを日本円で保有していると、円安局面では、全面的に自分の資産が目減りすることになります。それを防ぐためには、資産の一部を外貨で持つことが重要です。具体的には、外貨、海外株、海外債券、海外不動産などです。以前、紹介した、全世界株式に投資をする投資信託を買うことも、円安のリスクを分散する効果があります。
外貨投資といえば、外貨預金を思い浮かべる人が多く、実際に銀行での外貨預金預け入れ額は急増しているそうです。ただし、外貨預金にはデメリットもあります。次回は、外貨預金について詳しくご説明しましょう。
《本日のまとめ》
・24年ぶりの円安は、日米金利差が原因
・円安にはメリット・デメリットがある
・円安リスクを抑えるためには外貨建て資産を持とう
(第13回につづく)
【プロフィール】
藤川里絵(ふじかわ・りえ)/個人投資家・株式投資講師・CFPファイナンシャルプランナー。2010年より株式投資をはじめ、主に四季報を使った投資方法で、5年で自己資金を10倍に増やす。普通の人が趣味として楽しめる株式投資を広めるため活動し、DMMオンラインサロン「藤川里絵の楽しい投資生活」(https://lounge.dmm.com/detail/3843/)を主宰。本稿の関連動画がYouTube(https://youtu.be/DFieJVgnamM)にて公開中。