ファミリーマートは10月4日から、全国の約1万6600店の店舗でプラスチック製フォークの提供を原則廃止する。フォークを希望する客には代わりに竹箸が提供されることになるが、箸に不慣れな海外客や、フォークを必要とする子供・障害者向けには、希望に応じてフォークの提供を継続するという。ちなみにプラスチック製スプーンについては、持ち手に穴をあけて軽量化し、プラスチックの使用量を約12%削減したものが提供される。
環境問題に配慮した取り組みだが、コンビニ利用者はこの「フォーク廃止」をどのように受け止めているのか。賛否含めて、様々な意見を集めた。
パスタを食べる難易度が上がる
昼食目的でコンビニをよく利用する、メーカー勤務の20代男性・Aさんは、「パスタを食べる難易度が上がる」と嘆く。
「パスタもお箸で食べることになるわけですよね。同じ麺類でも、そばやラーメンは“すすって”食べていいものですが、パスタって基本すすりたくない。パスタの種類やソースにもよりますが、ソースをからめるのに箸は向いてないし、すすって食べるとソースが飛び散りそう。仕事着が汚れると困るので、職場で食べる時はフォークがほしいというのが本音です」(Aさん)
環境を配慮したプラスチック使用量の削減には賛成だが、今回のフォーク廃止には納得できない部分もあるという。
「正直、コーヒーカップや弁当容器・蓋のほうがプラスチック量って多くないですか? なぜフォークなのか、納得がいかない部分があります。スプーン同様、持ち手に穴を空けて軽量化したフォークを継続してくれたらよかったのに」(Aさん)